菅原孝標の家族にもいろいろ家庭の事情があったはずです。本来ならそっと触れないでおくのが礼儀というものですが、千年前の家族の実態を知るにはそんなことは言っておれません。更級日記の行間を読み、孝標一家の知られたくない事情を明るみに出したいと思います。
菅原孝標家の謎・記事一覧
- 菅原孝標家の家族構成は?
- 作者は上総でどんなことをして過ごしていたか。遊び相手は誰だったのか?
- 継母はどういう経緯で孝標と一緒になったのか?
- 継母の氏素性は?
- 菅原孝標の職歴は?
- 『権記』(藤原行成日記)に見る菅原孝標の人となり
- 菅原孝標はどんな国司だったか?
- 作者の乳母はどのような人であったか
- 継母はなぜ帰京後孝標と別れたか?
- 継母の連れ子の父親は誰か?
- 作者と姉は何歳違いか?
- 定義(さだのり)は作者の兄か弟か?
- 作者にはほかに兄弟がいたか?
- 更級作者の実母はどんな人?
- 上総から帰京後帰りついた家の所有者は誰か?
- 京都三条の菅原邸は現在の住所でどこか?
- 継母はどうして人に自分のことを、帰京後十年の後まで、既に他の男性と再婚しているというのに、離婚した孝標の任地にちなんだ上総太輔という名で呼ばせていたのか?
- 作者が物語を書き始めたのはいつ頃か?