菅原孝標の職歴は
藤原定家によって書かれた巻末の勘物(かんもつ、注記のこと)によると菅原孝標の生涯は次のようになります。
- 天禄3年(972)菅原資忠の嫡男として誕生
- 長保2年1月27日(1000.3.5)6位蔵人(28歳)※この時の蔵人頭が藤原行成。元東宮蔵人、右衛門大尉。検非違使
- 長保3年(1001)正月廿四日叙爵(従五位下)(29才)、この頃藤原倫寧の娘と結婚か
- 寛仁元年正月廿四日上総介(45歳)
- 寛仁五年正月得替(49歳)
- 万寿四年(1027)4月21日藤原千古家家司任用(52歳)小右記による
- 長元五年二月八日常陸介、正五位下(60歳)
- 長元九年(1036)得替
- 従四位上?(いつ昇進したのか不明)
※尊卑分脈には文章生を示す『文』が付されていることから、文章生に合格していたことは確実。